埼玉で介護職に転職するなら|職場選びで比べたい7つのポイントと、休日・夜勤・給与の見方
仕事は好き、でも職場の条件が合わない。介護職の転職はここから始まることが多い
介護労働安定センターが毎年行っている調査に、介護の仕事の満足度を項目ごとに聞いたものがあります。令和6年度の結果では、「職場の人間関係」と「仕事の内容」は満足と答えた人のほうが多く、逆に「人員配置体制」「休憩室などの付帯設備」「賃金水準」は不満のほうが上回りました。
仕事そのものは嫌いではない。ただ、人の足りなさや給与、休みの取りにくさが積み重なって、職場を変えたくなる。介護職の転職では、よくある流れです。だとすると、次の職場選びで見るべきなのは「介護の仕事かどうか」ではなく、「その職場の条件と体制」です。
ここでは、介護職が転職を考える理由をデータで確認したうえで、施設の種類ごとの違い、求人を比べるときの7つの項目、応募から入職までの流れを取り上げます。後半では、さいたま市・上尾市で特別養護老人ホームを運営する社会福祉法人永寿荘(EIJUSOグループ)の求人を、その7つの項目に沿って紹介します。
この記事でわかること
- データで見る、介護職が職場を辞める理由と悩み
- 施設の種類による働き方の違い
- 求人を比べるときの7つの項目
- 応募から入職までの流れ
- 永寿荘の特別養護老人ホームの働き方と求人の比べ方
介護職が転職を考えるよくある理由
同じ調査で、介護の仕事の悩みとして多かったのは「人手が足りない」(49.1%)、「仕事内容のわりに賃金が低い」(35.3%)、「身体的負担が大きい」(24.6%)でした。また、直前の介護の仕事を辞めた理由でいちばん多かったのは「職場の人間関係に問題があったため」(24.7%)です。
- 人手不足:一人で対応する時間が長く、ゆとりを持ってケアができない
- 評価や給与:頑張りや資格が給与に反映されにくい
- 体への負担:抱え上げる介助が多く、腰や体を痛めてしまう
- 人間関係:上司や先輩の指導がきつい、相談しにくい雰囲気がある
- 夜勤や休日の負担:夜勤の回数が多い、休みが少なく疲れが取れない
- 記録や事務の負担:手書きの記録が多く、残業につながる
このうちどれがいちばんつらいのかによって、次の職場で確かめるべきことが変わります。人手不足が理由なら人員配置と一人で対応する時間を、給与なら評価制度と手当の中身を、というように、辞めたい理由をそのまま求人のチェック項目に置き換えておくと、面接で聞くことも決まってきます。
出典:公益財団法人介護労働安定センター「令和6年度 介護労働実態調査」
施設の種類による働き方の違い
同じ介護職でも、施設の種類によって働き方は大きく変わります。
特別養護老人ホーム(特養)
主な特徴:介護が必要な高齢者の方が暮らす施設。生活全般を支え、一人ひとりとじっくり関われる
夜勤:あり
地域密着型の特別養護老人ホーム
主な特徴:定員29名以下の小規模な特養。少人数で、家庭に近い雰囲気
夜勤:あり
ショートステイ
主な特徴:短期間の宿泊で、在宅生活を支える
夜勤:あり
デイサービス
主な特徴:日帰りで通う方の入浴・食事・機能訓練などを支える
夜勤:なし
小規模多機能型居宅介護
主な特徴:通い・泊まり・訪問を組み合わせて在宅生活を支える
夜勤:あり
「夜勤のない働き方がいい」ならデイサービス、「一人ひとりとじっくり関わりたい」なら特別養護老人ホーム、というように、希望する働き方から施設の種類を選ぶのも一つの方法です。
求人を比べるときの7つの項目
1. 年間休日と、休みの取り方
求人によって年間休日は大きく異なります。日数だけでなく、希望休が取れるか、有給休暇を計画的に取れるかまで見ておくと、入ってからの差が分かります。
2. 夜勤の回数と、夜勤手当
夜勤の回数は、体への負担と給与の両方に関わります。求人票の月給は夜勤手当込みで書かれていることが多いため、「何回の夜勤を想定した金額か」を見ないと、ほかの求人と正しく比べられません。
3. 一人で対応する時間の長さ
悩みの1位が「人手が足りない」だったように、介護職の負担感は人員配置で大きく変わります。求人票に「一人になる時間が少ない」などの記載があるか、夜勤は何人体制かを確認しておくと安心です。
4. 体への負担を減らす仕組み
抱え上げない介助(ノーリフトケア)や、介護機器・福祉用具の活用に取り組んでいるかどうかで、体への負担は大きく変わります。
5. 記録の方法
記録を手書きで行うか、パソコンやタブレットで入力するかによって、残業の量が変わります。介護労働安定センターの調査では、ケア記録などを介護ソフトで入力・保存している事業所は75.4%。まだ手書き中心の職場から移る場合は、差が大きく出るところです。
6. 資格や頑張りが給与に反映されるか
資格手当の有無、評価制度、昇給の仕組みを確認します。資格取得の費用を補助してもらえるか、役職や生活相談員などへの道があるかも、何年か先の働き方に関わります。
7. ケアの方針と、チームの関わり方
どんなケアを大切にしている施設なのか、看護師やリハビリの職員などとどのように連携しているのかも、やりがいに直結します。
応募から入職までの流れ
- 条件の整理:勤務地、雇用形態、夜勤の有無、休日数など、譲れない条件を書き出す
- 情報収集:法人の採用サイトや求人票で、給与・休日・勤務時間・福利厚生を比べる
- 応募・面接:応募フォームや電話で応募し、面接を受ける
- 内定・条件の確認:給与や勤務開始日、配属先などを確認する
- 退職の手続き・引き継ぎ:今の職場に退職を伝え、引き継ぎを行う
- 入職
退職の意思は、職場の就業規則を確認したうえで、早めに伝えるのがおすすめです。
永寿荘の特別養護老人ホームで働くということ
社会福祉法人永寿荘(EIJUSOグループ)は、さいたま市西区・北区と上尾市で、特別養護老人ホームなどを運営しています。先ほどの7つの項目に沿って、永寿荘の働き方を見ていきます。
自立支援介護とユニットケア
水分・食事・運動・排泄の4つの基本ケアを軸にした「自立支援介護」に取り組んでいます。介護職だけでなく、看護師・リハビリの職員・栄養士など多職種で情報を共有し、一人ひとりに合ったケアプランを作ります。少人数のグループで暮らす「ユニットケア」により、一人ひとりの生活や好みに合わせたサポートを行っています。
持ち上げない介護「ノーリフトケア」
抱え上げない・持ち上げない介護「ノーリフトケア」を導入し、職員の体の負担を減らしています。特別養護老人ホーム今羽の森は、法人で最初にノーリフトケアを実践した施設です。
記録はパソコンで、定時+15分以内に退勤
1日の様子や体調の変化はパソコンで入力し、次の勤務へ引き継ぎます。記録に時間を取られすぎることがなく、基本的に定時+15分以内で退勤しています。
扇の森で副主任を務めるTさんは、法人のDXプロジェクトの立ち上げメンバーとして、現場の仕事の進め方の見直しにも関わっています。
非効率な慣習を見直し、ツールや新しい技術を積極的に取り入れ、現場の負担軽減や生産性向上に取り組むことを大切にしています。
――Tさん(特別養護老人ホーム扇の森 副主任/2013年新卒入職)
資格と頑張りが給与に反映される
独自のキャリアアップ制度「Eキャリ」で、知識や技術を評価項目に基づいて判断し、等級が上がれば給与も上がります。介護福祉士の資格手当があり、介護福祉士や介護支援専門員(ケアマネジャー)の資格を取ると最大10万円のお祝い金が支給されます。
役職や職種の幅もあります。扇の森WESTのSさんは、生活相談員を目指して新卒で入職し、3年間現場で介護を経験したあと、4年目から生活相談員を任されました。
施設をこえた職員のつながり
富士登山やシティマラソン、フットサル・バレーボールのサークルなど、施設の垣根をこえて職員どうしが交流する機会があります。日頃の感謝を伝える「サンクスカード」の取り組みもあります。
先輩の声:介護職から転職したNさん
特別養護老人ホームご福あげおでユニットリーダーを務めるNさんは、前職も介護職でした。
転職前は人間関係や環境の変化に不安がありましたが、職場の雰囲気に安心感を覚え入職を決意しました。
EIJUSOでは、多職種が密に連携し、互いに知識や経験を共有しながら目標に向かって取り組める環境が整っており、スタッフ同士の支え合いが自然と生まれることが、法人の大きな魅力だと思います。
――Nさん(特別養護老人ホームご福あげお ユニットリーダー/2018年中途入職・前職は介護職)
永寿荘の介護職(正社員)の求人を比べる
特別養護老人ホーム扇の森(さいたま市西区)
月給:247,000円〜295,000円
休日:年間休日130日(月11日の公休)+計画有給12日
夜勤:月4回を想定
特徴:全120床。20代・30代の職員が多い。一人で対応する時間がほとんどない
特別養護老人ホーム今羽の森(さいたま市北区)
月給:247,000円〜295,000円
休日:月9日の公休(2月は8日)
夜勤:平均月4回程度
特徴:全室個室の100床。隣のこんばの森保育園と週1回の交流
特別養護老人ホームご福あげお(上尾市)
月給:247,000円〜295,000円
休日:月9日の公休(2月は8日)
夜勤:平均月4回程度
特徴:2018年開設。全室個室の100床。カフェを併設
特別養護老人ホーム扇の森WEST(さいたま市西区)
月給:247,000円〜295,000円
休日:月9日の公休(2月は8日)
夜勤:平均月4回程度
特徴:2013年開設の地域密着型(全39床)
おおなりテラス(さいたま市北区)
月給:265,750円〜
休日:年間休日155日(月13日の公休・1日10時間勤務)
夜勤:平均月4回程度
特徴:地域密着型(全29床)。介護ロボットや音声での記録を活用。初任者研修以上の資格が必要
月給には、処遇改善手当や夜勤手当などが含まれています(施設により異なります)。このほか、残業手当・通勤手当・住宅手当(月10,000円)などが別に支給されます。経験や前職の給与をもとに、給与を決めます。
▶ 各施設の求人を見る・応募する
よくある質問
Q. 経験や資格は給与に反映されますか?
A. はい。経験や前職の給与をもとに給与を決めます。介護福祉士の資格手当もあります。
Q. 休みを多く取れる求人はありますか?
A. おおなりテラスは月13日の公休(年間休日155日)です。1日10時間勤務のシフトになります。特別養護老人ホーム扇の森は年間休日130日で、計画的に取る有給休暇と合わせて年142日の休みです。
Q. 夜勤のない働き方はできますか?
A. 経験者の方向けの、夜勤のない「日勤のみ」の正社員の求人もあります。
Q. 車で通勤できますか?
A. 扇の森・今羽の森・ご福あげお・扇の森WESTは、車・バイク・自転車での通勤ができ、職員用の無料駐車場があります。おおなりテラスは車での通勤ができません(バイク・自転車は可)。
Q. 資格を取りたいのですが、支援はありますか?
A. 法人内の研修センターで、介護職員初任者研修・介護福祉士実務者研修を開講しており、職員は実質無料で受講できます。
応募はこちらから
今の職場を辞めたい理由がはっきりしていれば、次の職場で見るべき項目も自然と絞れます。気になる求人があれば、下のボタンから応募できます。ボタンを押すとその求人が選ばれた状態で応募フォームが開き、応募後は採用担当から連絡があります。
▶ 応募のお申し込みはこちら
▶ もっと知りたい方へ