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あっという間に今年も終わりに近づいてきました。
扇の森も
お正月の準備に大忙しです。
施設で暮らしているお年寄り全員に
外の神社で参拝していただくことが難しいため、
今年も施設の中に毎年恒例の
“扇神社”を制作しています。

去年、扇神社を参拝してくださったお年寄りとの
エピソードを一つご紹介したいと思います。
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去年のお正月実行委員は
特にはりきって神社を作っていました。
その甲斐もあって
鳥居など、手作りですが
時間をかけて本物さながらの出来に。
“お年寄り喜んでくれるかな～”と、
元旦に甘酒を配りながら皆さんが参拝されている様子を見ていると・・・
一人のお年寄りが、
手作りの鳥居をくぐり
手作りのお賽銭箱にお賽銭を入れ
涙を流しながら　手を合わせていたのです。
その方にお話しを伺うと、
亡くなった最愛の奥様を思って、手を合わせていたとのこと。
「寒くて外に出られないから、
今年はお参りできないかと思っていました。
お参りできて、本当によかった」
とお話ししてくださいました。
神社作りは本当に大変で
途中投げ出したくなったこともあったけど、
心をこめて神社を作って、本当によかったです。
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今年も、大切なご利用者様のために
一生懸命実行委員ががんばっています！
2011年も大変お世話になりました。
皆様、良いお年をお迎えください。