扇の森WESTの魅力発信！
ユニットケアって何？
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4月のテーマは「ユニットケアって何？」です。
「ユニットケア」とは…
自宅に近い環境の介護施設において、他の入居者や介護スタッフと共同生活をしながら、入居者一人一人の個性や生活リズムに応じて暮らしていけるようにサポートする介護手法のことです。
～日本ユニットケア推進センターより抜粋～
介護施設では、以前は「集団ケア」が主流であり、少ない職員で多数のご入居者を見ないといけない環境が当たり前となっており、集団ケアをせざるを得ない状況でした。
「施設に入っても、今までと変わらない生活をしたい。やりたいことを続けたい」そう思う方もいらっしゃると思います。そういったご要望をお応えするためには、施設の体制も変えていかなければなりません。
①少人数ケアの体制を作る
ユニットケアでは、大規模から小規模（10名1ユニット）にグループ分けをし、職員も固定配置することで、一人の入居者様をより深く知ることができます。その方の性格や生活習慣を把握できることで、その方に合わせた生活をサポートできます。
②当たり前の生活を過ごす
今までの生活習慣や好みなどは人それぞれです。施設の流れに合わせたケアではなく、お一人お一人に合わせて「個別ケア」を行うことがユニットケアとなります。
例えば…
【食事】
人それぞれ食べたい量、時間、場所を統一する必要はなく、本人にとっておいしく食べることが大事です。（例：朝はパンがいい。毎日納豆が食べたい等）
【入浴】
好みに合わせたものを使ったり、なじみの職員が対応することで安心して入浴することができます。
（例：お好きな香りのシャンプーや入浴剤を使いたい等）
【排泄】
個別の排泄パターンを把握することで、失敗を少なくし不快感を与えないよう工夫していきます。
また、声かけの方法や誘導の工夫を行うことが大事です。
③過ごしやすい環境をつくる
お部屋には、今まで使用していた家具などを持ち込んで頂くことが可能です。（中には仏壇をお持ちいただく方もおります）ご本人様、ご家族様と一緒にお部屋のレイアウトや持ち物をご相談し、一緒に作っていくことで、その方らしい安心できる空間を作っていきます。
特養は終末期まで過ごしていただくことができ、お看取り対応をする際にも、個室にてご家族様とゆっくりお過ごしいただくことが可能です。
小規模な施設ですので、職員や他入居者様との距離も近く、寂しさを感じにくいのがWESTの特徴です。
現在は「自立支援」の考え方も取り入れながら、できることの継続、やりたいことの実現に向い、意欲的な生活が続けられるよう、今後も支援していきたいと思います。
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