実習生受け入れについて – 特別養護老人ホーム扇の森WEST
扇の森WEST

扇の森WESTの魅力発信!

実習生受け入れについて

いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!

毎月20日に「扇の森WESTの魅力発信!」をしております。

ぜひ「読者登録」をしていただき、ご覧いただけると嬉しいです。

 

6月のテーマは「実習生の受け入れ」についてです。

 

2022年度より、日本赤十字看護大学さいたま看護学部の実習受け入れを行っております。

病院とは違う、介護施設での過ごし方、大切にしていること、関わり方等、実際に職員と一緒にケアを行いながら、看護援助の実践を行っております。

 

病院では、バイタルの確認や処置等の医療的な部分が多いですが、介護施設では生活を中心とした看護が求められます。

例えば、病院であれば、生活リズムを整えるため、時間通りに食事を召し上がってもらう必要がありますが、施設ではその方のペースに合わせたケアを行っています。また、バランスの取れた食事をとって頂くことが重要ですが、楽しみとして、食べたいものを召し上がって頂くことも考え、ご家族へ補食を依頼することもあります。これまで楽しみにしてきたことや習慣等は出来るだけ続けて頂き、体調面で心配な部分は嘱託医の先生とも相談をしながら、その方のサポートをしていく必要があります。

 

実習では、看護、栄養室、相談員と話す時間を設け、より多職種の重要性を理解していただきます。看護スタッフの人数も病院と比べ少ない為、介護スタッフとの連携も重要となってきます。多職種での話し合いの場を多くとり、施設全体で支える仕組みを作っています。

 

特養、ショートステイでは2週間、小規模多機能では3日間の実習となり、在宅での生活からお看取り期の方まで、様々な方のサポートを身近に体験していただいています。

 

今年度でお受け入れ3年目となり、実習生は担当する方との関わりを深めながら、その方の周辺環境やご家族との関わり、性格などを考察し、プランを組み立てる実習を行っています。

 

担当の先生方もいつも丁寧にご対応いただき、ご入居者様も実習生との関わりを楽しみにされている方もおります。実習の最後には「頑張ってね」と声をかけて下さり、エールを送ってくださります。

 

実習生は、介護施設に来ることが初めての方も多く、最初は緊張していますが、実習を重ねると笑顔も増え、「職員の皆さんが丁寧に教えていただき、ありがたかった」「自分の家族が介護が必要になった時には、ここに入れたい」など、介護施設のイメージも変わるようです。

 

特に小規模多機能型居宅介護の事業所が少なく、実習先としては貴重な場所となっています。地域に根付いたサービスであり、実習生も実際に訪問に同行することがあります(事前にご家族の許可をいただいています)。ご自宅での生活を実際に見ていただくことで、施設ではどのようなケアが必要かを知ることができます。

 

短い期間の実習ですが、介護施設での実習が少しでも良い経験となるよう、今後も受け入れを続けてまいります。

病院での実践を多く積み、経験を積んだ後に「介護施設で働いてみたい」と思っていただける看護師さんが増えることを心待ちにしております。

 

扇の森ロゴ

住所

〒331-0077 
埼玉県さいたま市西区中釘2345-1

お問い合わせ

Group